2021/04/28 14:05

水引は千年以上続く日本独自の文化なんです


水引の素材は和紙で、細く切ったこよりに水湖を引いて固めたものです。

はるか昔の飛鳥時代、遣隋使・小野妹子の帰国の際に同行した答礼使から贈られた品に赤く染められた麻ひもが掛けられていました。


これをヒントに水引が生まれたと言われます。以来水引は儀式、儀礼の場に用いられ、宮中と武家社会で発展してきました。


水引というのは一筋の紙縒りなのに様々な形を生み出します。


また、語源諸説として、紅白は、太陰暦の陰と陽を表しており、神聖な地域と一般社会とを区切るため、仕切りに紅白の水引や幕や漲り水を打って引き締めることから水引、 と呼ばれるようになった、など、諸説あります。


飯田水引は平安時代に編纂(へんさん)された延喜式に「伊奈郡より草紙献上」とあるのが記録上の初見として残っているそうです。